ざんねんな鳥

『ざんねんないきもの事典』でおなじみの下間文恵さんのイラストと、クスッと笑える解説文、さらに博物館オリジナル解説文「ちょっとくわしく！」で、いきものの「ざんねん」を紹介しています。もちろん、いきものの実物（剥製）や貴重な写真・映像も。

序章　進化の不思議　恐竜から鳥へ

鳥は、恐竜から進化しました。
「えっ？恐竜と鳥はぜんぜん似てないよ？」と思うかもしれません。でも、本当です。
恐竜と鳥は、じつはとってもよく似ています。では、どこが似ているのでしょうか。
まずは、鳥の進化の不思議を見てみましょう！

鳥の体は、「どうしてそうなった？」と思うような、へんてこなつくりをしているものがあります。
ですが、それはいいかげんなのではありません。ちゃんとした、深いわけがあるのです。

ここでは『ざんねんないきもの事典』シリーズで紹介された13種の鳥について、ざんねんな体のわけをくわしく紹介します。

どんな生き方でも、一生懸命生きていればそれでいいと思いますが、それでも「なんで？」と突っ込まずにはいられない、ざんねんな生き方をする鳥もいます。
しかし、鳥のざんねんな生き方は、鳥の魅力でもあります。人生いろいろ、鳥もいろいろなのです。

ここでは『ざんねんないきもの事典』シリーズで紹介された10種の鳥について、ざんねんな生き方の魅力をくわしく紹介します。

世界には、「たしかにすごいけど、それって能力のむだづかいじゃない？」「そこ、こだわらなければダメなところなの？」と突っ込みたくなる、ざんねんな鳥がいます。
でも、よく観察するとやっぱりすごい。「ざんねん」は、すごさの証拠でもあるのです。

ここでは『ざんねんないきもの事典』シリーズで紹介された７種の鳥について、ざんねんな「こだわり」と「すごさ」の中身を、くわしく紹介します。

茨城県は、山あり、海あり、湖あり、平野ありの、いろいろな自然環境があります。
そこに暮らすいきものも、たくさんの種類がいます…が、よく見ると「ざんねんないきもの」がちらほら。
「ざんねん」は身近なところにもいるのです。

ここで紹介するのは、茨城県内に生息する15種のいきもの。
茨城の生物にくわしい専門家がえらびだした、水戸市立博物館オリジナルの「ざんねんないきもの事典」です。