水戸市立博物館では博物館の持つ資源(もの・情報・ひと)を学校教育の場で有効に活用していただくため、下記の事業を行っています。
<目次>
Ⅰ-1 昭和のくらし体験
Ⅰ-2 博物館施設見学
Ⅱ 講師派遣(出前授業)
Ⅲ 博物館資料の学校への貸出し
Ⅳ-1 中学生向け職場体験学習
Ⅳ-2 高校生向けインターンシップ
Ⅴ 学校教育支援相談
Ⅵ 博物館利用の説明会(教員対象)
Ⅰ 博物館資料を活用した学習の支援
1 「昭和のくらし体験」(小学校向け体験講座のご案内)
水戸市立博物館では、昔の道具に実際に触れて「昭和のくらし」を体験できる講座を実施しております。
この講座は、小学校3年生社会科の学習内容に対応しております。
体験講座の詳しい内容については、下記の資料をご参照ください。
「昭和のくらし体験」の概要(PDFファイル)
「昭和のくらし体験」ワークシート(PDFファイル)
「昭和のくらし体験講座」申請書(WORDファイル)
「昭和のくらし体験講座」申請書(PDFファイル)
「昭和のくらし体験」は事前予約制です。お問合せの上、「昭和のくらし体験講座」申請書に必要事項を記入して、メール,郵送またはファックスで水戸市立博物館あてご提出ください。
※原則として出前形式ではなく、水戸市立博物館内で「昭和のくらし体験講座」を行います。ご希望の際は、お早めにご連絡ください。
詳細は、水戸市立博物館へお問合せください(電話:029-226-6521)。
2 博物館施設見学
理科や社会科の授業、「総合学習」での活動と関連して、クラスやグループ単位での見学を受け入れています。 (※水戸市立博物館見学申請書をご提出ください。)
希望に応じて、学芸員による展示解説や展示されていない資料の公開を行うことも可能です。ご希望の場合は事前にご相談下さい。
当館に目的の資料がないときは、他の博物館・資料館などを紹介します。
Ⅱ 講師派遣(出前授業)
学校での授業(教室外での講座を含む)や教員の研修会などに、学芸員を講師として派遣します。(※市内に限ります)
出前授業をご希望の場合は、事前に博物館までご連絡の上、授業内容等についてご相談ください。授業内容によっては、出前授業に応じられない場合もございます。ご了承ください。
出前授業の実施が決まりましたら、下記の申請書をご提出ください。
Ⅲ 博物館資料の学校への貸出し
学校への博物館資料の貸出しを行っています。
学校の授業、クラブ活動などで実物資料をご活用ください。
1 貸出しできる資料
博物館では学校に貸し出すための資料を準備しています。
下記の一覧表(表2)をご参照のうえ、貸出を希望する資料についてご相談ください。
博物館では、学校現場の希望等を踏まえて、学校への貸出しができる資料の充実に努めています。
写真類は,現物だけでなくデータでの貸し出しが可能なものもございますので,郷土や戦争を学ぶカリキュラム等での活用もできます。その他,ご要望等がありましたら博物館までご相談ください。
●学校貸出用資料一覧表(表2)
分野 | 番号 | 資 料 | 資料数 |
---|---|---|---|
自然 | 1 | 昆虫標本(水戸市内で見られるチョウなど) | 10箱 |
2 | アンモナイト化石 | 1点 | |
3 | 魚類封入標本(コイ,オオクチバス,ドジョウ,ブルーギル,ナマズなど) | 10点 | |
歴史 | 1 | 水戸城古写真 | 8枚 |
2 | 戦災・戦争関係資料(手榴弾,焼夷弾,千人針,従軍看護婦用バッグ,艦砲射撃弾の破片など) | 10点 | |
3 | 水浜電車写真 | 5枚 | |
民俗 | 1 | 昔の暖房具(火ばち,しちりん,ネコごたつ,ゆたんぽ) | 4点 |
2 | 昔の生活用具(火のし,炭火アイロン,ちゃぶ台,箱膳,黒電話,薬研) | 7点 |
・各資料は、セットでなく1点でも貸出しができます。
・資料の状態によっては、お貸しできない場合もございます。あらかじめご了承ください。
2 資料の貸出しの手順
(1)事前打ち合わせ
資料の貸出しを希望するときは、事前に担当学芸員と打ち合わせをしてください。必要に応じて資料の下見をした上で、貸出しを受けるかどうかを判断してください。資料の運搬方法についても担当者にご確認ください。
(2)博物館外貸出申込書の提出
資料の貸出しを受けることになった場合は、博物館貸出申込書をご提出ください。なお、申込書は校長名で作成し、事前に郵送していただくようお願いします。
(3)資料の借受け
資料の受渡しは博物館で行いますので、博物館資料借用書をご用意の上、博物館までお越しください。担当学芸員から説明を聞いた上で、博物館資料借用書と引き換えに資料を借り受けてください。
(4)資料の返却
利用が済み次第、博物館まで資料を返却してください。
万が一、申請した期日までに資料を返却できなくなった場合、あるいは損傷・亡失した時は、担当学芸員に速やかに連絡してください。
3 利用料
博物館資料の利用料はいただきません。
ただし、資料の借受け・返却の際の運搬は、学校の責任で行ってください。
Ⅳ 職場体験学習(インターンシップ)
各学校のキャリア教育の一環として、中学生・高校生の職場体験学習生を受け入れています。ご希望の場合は博物館までご相談ください。
1. 中学生向け職場体験学習(1~2日)
簡単な展示作業、資料の整理、博物館事務等の体験を行います。各生徒の興味関心に合わせたプログラムを用意します。
<令和6年度職場体験の一例>
水戸市立双葉台中学校の生徒が実際に館内常設展示室において民俗部門の展示(懐かしのお弁当箱)を担当しました。
<令和6年度職場体験の一例>
水戸市立第一中学校の生徒が実際に館内常設展示室において民俗部門の展示(昔の暖房具)と、自然部門の展示(食物連鎖ってなに?)を担当しました。
2. 高校生向けインターンシップ(1~2日)
展示作業、資料の整理、事務等の博物館業務を体験します。学芸員の仕事、資格を得るための進路などについても説明します。
Ⅴ 学校教育支援相談
博物館では、「総合学習」等での調べ学習、夏休みの自由研究、クラブ活動に関する相談に応じます。また、大学生や専門学校生の卒業論文・卒業制作への協力も行います。お気軽にご相談ください。
Ⅵ 博物館利用の説明会(教員対象)
博物館の展示や事業を授業に活用するため、教員の方々を対象とした説明会を随時実施します。
お問合せ先 水戸市立博物館 学芸係(電話:029-226-6521)
Ⅶ 博物館実習の受入れ
受入れ対象者の条件は以下の通りです。
水戸地方広域市町村圏(※)に住所(実家を含める)のある者、あるいは水戸地方広域市町村圏にある大学・大学院に通学している者、これら二つの条件のいずれかを満たす者で、当館の定めた実習日すべてに参加できる者。
※水戸地方広域市町村圏…水戸市・笠間市・ひたちなか市・那珂市・茨城町・城里町・大洗町・東海村
実習受入れは先着順で受け付けますので、お早めにご連絡ください。
令和7年度の博物館実習については,添付ファイルのとおりです。
詳細は水戸市立博物館までお問い合わせください。