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当館について

ごあいさつ

水戸市立博物館は、自然部門・歴史部門・民俗部門・美術部門の4つの部門により、水戸に関する資料を収集・保管・活用する唯一の総合博物館です。
当館は1980(昭和55)年に開館して以来、5万点を超す資料を収集・保管するとともに、110を超す展覧会を開催してまいりました。さらに、水戸の中心市街地にあるという地の利を生かし、地域に根ざした教育普及活動に注力してまいりました。
そして迎えた令和2年度は、開館40周年の節目の年度となります。
そこで当館では、開館40周年記念特別展として、本年10月より「ざんねんな 鳥&茨城のいきもの展」(自然部門)を、来年2月より「昭和浪漫 思い出の宝石箱」(民俗部門)をそれぞれ開催いたします。当館は開館以来、鳥類をはじめとする水戸の自然資料や、昭和の民俗資料を積極的に収集・保管してまいりました。今回の特別展は、こうした当館の“得意分野”をさらに磨き上げ、皆様にその魅力を改めて御紹介するものです。
さらに、本年は戦後75年という、我が国にとっても重要な年でもあります。そのため当館では、本年12月より企画展「子どもミュージアム 戦争ってなに?」(歴史部門)を開催いたします。当館はアジア・太平洋戦争に関する展覧会を数年ごとに開催するとともに、毎年8月に水戸芸術館・市平和祈念館との3館連携事業「ぴ~すプロジェクト」を開催するなど、博物館ならではの平和事業を推進してまいりました。本企画展は、戦後75年を迎えるにあたり、将来の世代を担う子どもを対象に、戦争の悲惨さ、平和の尊さを伝えるものです。

近年は、文化財保護法や博物館法が改正され、文化財や博物館資料の活用の気運が全国的に高まっています。こうした中、当館は、40年間にわたって収集・保管してきた貴重な博物館資料をしっかりと保護・保存し、確実に後世に継承するとともに、その活用に努めてまいります。館員一同、市民の皆様の「学びたい」「知りたい」という御要望に全力で応えてまいりますので、本年度も当館の取り組みにご期待いただければ幸いです。

令和2年4月1日

水戸市立博物館 館長 関口慶久

 

各部門の紹介

水戸市立博物館には、美術・自然・歴史・民俗の4つの部門があり、担当の学芸員がいます。常設展で各部門の収蔵資料を公開しています。

【歴史部門】 主に近世から近現代の水戸の歴史を物語る歴史資料の収集・調査、研究を行っています。特に、水戸藩関係史料の収集、水戸空襲の記録に力を入れ、毎年テーマを設けて展示を行い、資料を紹介していきます。
[主な収蔵資料] 近世から近代の水戸の城下絵図、水戸市街地図、水戸藩幕末史関係資料、明治以後の教育史・交通史等の資料、水戸に関わる絵葉書、水戸空襲関係の資料

【民俗部門】 水戸の街や人々に暮らしの移り変わりがわかる資料を収集・展示しています。特に、昭和時代に使われた生活道具が充実しており、常設展や展覧会で紹介しています。また、学校との連携事業に力を入れ、小学3年生向きに昔のくらしの体験講座を行っています。
[主な収蔵資料] 行灯やランプ等の生活道具類、火鉢や湯たんぽ等の暖房具類、水戸駅関係資料、学生野球の父「飛田穂洲」関係資料他

【自然部門】 生物の生息状況を中心に、水戸市内の自然環境の調査、情報収集を行っています。標本資料や写真資料を展示し、水戸の自然環境の今を伝えていきます。
[主な収蔵資料] 水戸市内や県内で拾得された生物のはく製標本・液浸標本、日本国内外の昆虫コレクション、水戸市周辺で採集された植物の押し葉標本、各種化石・鉱石類

【美術部門】 江戸時代から現代にいたるまでの、水戸にゆかりの深い美術家の絵画、彫刻、工芸等の作品を収集しています。年4回の展示替えを行い、所蔵作品を紹介しています。
[主な収蔵資料] 立原杏所・萩谷䙴喬・林十江等の近世絵画、五百城文哉・中村彝・横山大観等の近代絵画、木内克・後藤清一等の彫刻他