テーマ1 『大日本史』編纂事業と水戸藩の学者たち
2代藩主光圀と編纂事業の開始
2代藩主光圀の時に、江戸の彰考館で歴史書の編纂が始まりました(のちに水戸にも彰考館が作られます)。編纂事業に関わった学者や彰考館で出版された書物を展示しています。
<主な展示資料>
・大日本史(嘉永4年版)
・朱舜水書状(人見懋齊宛)
・救民妙薬
『大日本史』編纂事業の再開
6代藩主治保や7代藩主治紀の時に、それまで停滞していた『大日本史』編纂事業が動き出します。また、この時期は好学の藩主の意向で、学者たちが政治に関わり出す時期でもありました。治保・治紀のころに活躍した人物を取り上げます。
<主な展示資料>
・立原翆軒書状(小宮山楓軒宛)
・改正日本與地路程全図(長久保赤水制作)
・青門肖像
藩主斉昭の編纂事業と学者
9代藩主斉昭の治世期にも『大日本史』編纂は進展します。斉昭期に彰考館や弘道館で活躍した学者たちを紹介します。
<主な展示資料>
・徳川斉昭和歌
・弘道館図(弘道館建設の原案)
・山海庶品(佐藤中陵自筆本)
『大日本史』の完成
彰考館総裁豊田天功とその意志を継いだ栗田寛等の尽力によって、明治39年(1906)に『大日本史』が全て完成しました。『大日本史』完成の頃の資料を展示します。
<主な展示資料>
・豊田天功書状
・栗田寛書簡
テーマ2 銃後のくらし
昭和12年に日中戦争、昭和16年にアジア・太平洋戦争が開戦すると、日本国民のくらしは戦争一色となりました。戦争中のくらしを、市民から寄贈された資料を中心に紹介します。
<主な展示資料>
・慰問封筒(三の丸国民学校から兵士へ)
・千人針
・「空襲警報発令中」の札
・集束焼夷弾
◎水戸城想定復元模型を修復しました!!◎
修復して、より見やすくなった水戸城想定復元模型を展示しています。ぜひご覧ください。