水戸の美術Ⅲ
期間:令和3年3月27日(土)~5月23日(日)
  • 常設展
  • 美術部門

テーマ1 海を描いた画家 鈴木良三

鈴木良三(1898-1996)は、水戸出身の洋画家です。油彩の風景画を中心に制作し、色彩豊かで、素朴な作風が特徴です。
今回の常設展示では、鈴木良三の代表的な海を描いた作品や、人物や静物を描いた作品、そして、師・中村彜の作品もあわせて展示します。風景や人物をのびやかに描いた鈴木良三の作品世界を、ごゆっくりお楽しみください。

 

テーマ2 個性豊かな作家たち ー工芸編ー

今回の展示の中では、水戸ゆかりの工芸作家のなかから陶芸、金工の分野で活躍した作家の作品をご紹介します。
陶芸は、作品の表面に独自の表現を施した二人の作家、小林征児と城戸夏男の作品と、染織作家・中村光哉の幅広い創作活動のなかから、陶芸作品を展示します。
金工は銅板を叩いて成形する「鍛金」の技法を用いた、松田正己の抽象作品を展示します。
直線や丸みを帯びた線、冷たい色、温かな色、表面の滑らかさや凹凸など、さまざまな要素によって作品の個性が際立っています。それぞれの作家の世界観をどうぞお楽しみください。