水戸の美術Ⅰ
期間:令和3年6月12日(土)~9月5日(日)
  • 常設展
  • 美術部門

テーマ 光、そして影をみる

今回の展示では、光と影の描き方に焦点をあて、特集しています。油彩画ではとくに、光がどこに当たっているのか、影はどのようになっているのか、画家たちは常に模索を続けてきました。室内では窓や扉から光が入り、壁や家具によって複雑な影をつくります。外に出れば、晴れた日や曇りの日によって太陽の光の強さも変わります。また、光はさまざまなものに反射し、影の大きさにも影響します。光と影によって色にも変化をもたらします。そして、その描き方は画家によって大きく異なります。
展示した作品は、風景を描く風景画、さまざまなモノを描く静物画、人を描く人物画、と幅広く集めました。画家の生きた時代や、作品の舞台となる場所も、制作した場所も違います。
光と影をどう描いているか、ご注目ください。

寺門幸蔵「果物と水差し」

寺門幸蔵「果物と水差し」

二重作龍夫「美わしのベニス」

小又光「舞踊会にて」